育児に奮闘24時 イクメンレオ

長男が産まれ、無知のまま育てていたら、二人目も授かり、身動きの取れなくなった妻に代わりすべてを任されたイクメンの育児記録。出産の準備から、産後のケアまで。しかも海外って

第一子出産 最高のプレゼントと年越し

長男誕生から一時間半ぐらい、なんと疲れてたお嫁ちゃんはなんと分娩室前の廊下で、そのまま放置されていました。これ本当。

 

そんなことがあっていいのかというところですが、私はどうすることもできず、二人ともこれが普通なんだと思っていました。またまた無知って恐ろしい。

 

産まれた長男もどこかへ行ってしまっていたのですが、30分くらい経った後、赤ちゃん用ベッドに置かれ、待機用の部屋にいました。

そこのベッドには窓越しから赤ちゃんが確認でき、寝ていたり、目を開け一点を見つめていたりして、それはもうかわいいものでした。

 

 

ようやく妻は部屋へ移動することとなり、ベッドのままガラガラと廊下を移動し、二人部屋に入りました。

この街の病院はなんとほとんどが二人部屋で、私立の医者と公立の医者と両方の患者さんが入っています。

しかもこの差がすごい。確かにお金を払っているものと払っていないものとの違いなので仕方がないといえばそれまでですが、お金のかからない公共の病室はテレビもブラウン管でベッドもボロボロ、空調なし。

逆に私立で保険等払っている人の部屋は液晶テレビ、エアコンつきで壁等もきれい。

 

妻が入った部屋は私立の方の部屋で出産後はみんなここにはいるのではないかと思います。

そこに夕方に入り、少し経った19時ぐらいにシャワーをようやく浴びることができました。

 

妻がその時いっていたことは、傷口が痛い。そして、看護婦さんが倒れるかもしれないから旦那さん見といてと言われ環視の中のシャワーでした。当然お風呂なんてものはありません。

 

シャワーの後妻はお腹がすいたらしく、晩御飯を待っていたのですがなかなか出てきません。私の方は年越しパーティの人が親切に旦那さんは食事がでないからといってお弁当を持ってきてくれたので、それを頂くつもりでした。

 

20時を過ぎても食事はなく、なんとあの出産で疲れ果てた妻はその日、晩御飯ぬきという仕打ち。外になにか買いに行くと言っても、その日は大晦日。やっている店は一軒もなし。

仕方なく戴いたお弁当を二人で分けました。

 

そして22時ごろ。

ようやく私達の赤ちゃんが病室に登場。

お母さんとご対面でした。

なんだかかなり長い間行方不明でしたが、無事にあえてホッとしました。

その日にこの病院で産まれた赤ちゃんは一人だけだったため、間違えることなく安心です。まぁブラジル人と日本人とでは全く違いますが。

 

ようやく会うことができた赤ちゃんは、おくるみにつつまれまるでかぐや姫に出てくる竹の中からおぎゃーの瞬間のあの絵。わかるかな。

かわいくて、かるくて、初めてでちょっと不安で。父親になったのだという気持ちが少しずつ出てきました。

 

写真も撮りつつ、時間を過ごしていたら、花火がドンドン上がるようになり、いよいよ年が明けようとしていました。

 

今年の年明けは病室の中。

 

大きな大きなプレゼントを神様から頂いた、一生忘れることのない年越しになりました。

ありがとう神様。ありがとうお母さん。