ホームケアの4つのポイント 生後1ヶ月の発熱
赤ちゃんは大人のように免疫力がまだ備わっていません。
よく熱を出したり、鼻が詰まったり、咳をしたりします。
もし赤ちゃんが病気になったら、慌てないために、まず家でできるケアのポイントをちょっと紹介します。
うちの長男君も、次男君も初めての発熱は予防接種からでした。
生後2か月目に4種混合をいきなり打ったのです。
生ワクチンのポリオを口からと、後は注射で、破傷風、百日咳、ジフテリア。
もちろん生後1ヶ月にして、発熱しました。
38度を超える熱がでて、38度を超えたら熱さましの薬を飲ませなさいと言われ、一回飲ませたが下がらず。
時間がたって、もう一度飲ませたら少し下がり、丸1日熱がでました。
赤ちゃんの様子を観察
赤ちゃんと毎日常に一緒にいるのは、母親であったり、父親であったりしますが、毎日一緒にいるからこそ、赤ちゃんの状態をチェックしなければいけません。
- 機嫌、表情 赤ちゃんが機嫌よくしているか。表情を確認してみてください。
- 運動量 よく動いたり、他の物に興味をもち、元気にしているか。
- 食欲 おっぱいやミルク、離乳食をいつもどおり食べるか。
- 体温 いつもどおりの体温か。
身体の様子も確認してください。
- うんちの色、回数等、変化はないか
- おしっこの色、回数等、変化はないか
- 肌 発疹など、かゆいようすはないか
- 目 充血、かゆそうなどの様子はないか
- 鼻 鼻詰まり、鼻くそはたまってないか
- 耳 痛み、湿疹はないか
熱がでたら
熱は体の防衛反応で、熱の上昇によりウイルスの増殖を抑えようとするそうです。
気を付けることは、熱の高さよりも、全身の症状に注意。元気かどうかが大切なところです。
そして、脱水症状に注意です。赤ちゃんは大人よりも水分の割合が大きいため、脱水症状になりやすいです。水分補給はこまめに取らせることですね。
長男君が39度に近い熱を出したとき、まず顔の表情がいつもとちがっていました。だるそうな感じで、動きも鈍かったです。あと、熱が出始めの時、ほとんど汗をかいていませんでした。
熱を上げるために筋肉の収縮がはじまったり、血流の悪さから、手足が冷たくなる症状がでるので、寒そうならば服や、かけるものを増やしたほうが良いです。
そして、熱が上がりきると汗をかき始めます。
長男も次男もまさに汗をかき始めてから、熱が下がり始めました。
吐いたら
乳児は胃の入り口が緩いために良く吐きます。げっぷと一緒に吐いたり、だらだらと流したりします。これは心配いりません。良く吐きます、ほんと。
ただ、何度も吐いたりしていると、脱水症状をおこすので、水分はこまめにとりましょう。
しかし、大事なのは吐いたものの確認です。
緑色をしていたら要注意。緑色は胆汁で腸閉塞のうたがいがあるので、すぐに病院にいくほうが良いそうです。
下痢をしたら
赤ちゃんはまだ消化機能が完全ではないので、食べた量や物によって下痢になることがあります。
下痢の症状では、ウイルス感染等の疑いもあるため、他の症状、熱や嘔吐がないか注意です。
下痢が多いとこれまた脱水症状をおこすので、こまめに水分補給です。
咳が出たら
せきがでるのは器官のいぶつや分泌物を排除して、呼吸機能を正常に保つための防衛反応です。ウイルスなどがほとんどの原因です。
注意するのは、咳の種類です。ゼーゼーと呼吸しているときは、気管支や肺の病気の可能性もあるので注意です。
せきが激しいのも注意です。席が激しいと、ごはんが食べれなかったり、水分がとれなかったり、夜も眠れなくなるので、ひどい場合は病院へ行きましょう。
水分補給でのどをうるおしたり、部屋の換気をよく行い、湿度も保ちましょう。
肌の異常
赤ちゃんは大人よりも皮膚が薄く、皮脂の分泌も少ないため、防御が未熟です。だから、汗や汚れなどですぐに肌に異常がでます。
長男君は外で遊ぶようになってから、手の指先の皮が全指めくれて、ぶつぶつも少しできました。やはり、まだまだ肌が弱く、乾燥を防ぐクリームを処方してもらいました。
ケアのポイントは、おふろで清潔にたもつこと。肌をかくなどするときは、冷たいタオルで冷やすと、かゆみがおさまります。そして、爪が伸びていると肌の炎症は悪化するので、ちゃんときってあげましょう。
鼻水、鼻づまり
赤ちゃんの鼻は大人に比べて狭いため、鼻づまりがよくあります。鼻水に関しては赤ちゃんの鼻の粘膜は敏感なので、ウイルスによって鼻水が出やすくなるそうです。
鼻吸い器ですってあげたり、綿棒などでもとってあげましょう。
鼻はすごくいやがりますが、つまっていたりしてはつらいので、ギャン泣きする覚悟でざっととりましょう。
便秘
赤ちゃんは水分補給や食べる量がすくない時便秘をします。
さらに、腸にガスがたまっていると便秘になりやすいそうです。
お腹が膨張しているときは、ガスがたまっていることなので、綿棒などで開放してあげましょう。
お腹にのの字を書いて腸の運動を活発にしたり、水分をたくさんとったり、食物繊維をたくさんとりましょう。
どうしてものときは、ベビーオイルに浸した綿棒で浣腸をして、刺激を与えるといいです。
まとめ
肝心なことは、毎日の赤ちゃんの状態チェックです。
いつもとどこかちがっていたり、しんどい様子ならば、対応をして、病院にいくことも考えておいたほうが良いです。
そして、小児救急電話相談でそうだんしてください。
早めの対応が赤ちゃんを救います。