新生児はお弁当を持って産まれてくるの嘘 完全母乳のメリットとデメリットは
私達の子供が生まれた時、病院からの指導がまったくなかったので、言葉もあまり通じないためインターネットにて育児の仕方を調べていました。
すると、とんでもない間違った医療方針があることに。しかもその方針を真に受けて私達の子も危うく大病、もしくは死を招いていたかもしれません。
それは新生児がお弁当と水筒を持って産まれてくるという嘘です。
これは産まれてから三日間は赤ちゃんは自分でたくわえをもって産まれてくるため、特に人工乳や糖水などを与えないということ。
私の妻は産後一週間ほどまで母乳が出ませんでした。
赤ちゃんには乳首を口に持っていくと、吸ってはくれます。しかし、母乳がでない。でも、でなくても与え続けていれば出るから心配しなくてもいいと看護師さんからも言われていました。
それだけでは心配だったので、ネットで調べると3日は大丈夫ということ。
ですから安心して三日間ぐらい、妻は一生懸命母乳が出るようにでないおっぱいを与え続けました。
しかし、赤ちゃんの方は泣いてばかり。
ちょっと考えれば体が丈夫な大人が、三日間も飲まず食わずでいられるはずがない。そんなことをすれば問題が出てくるに決まっています。
当然うちの子も出ました。黄疸です。
でも黄疸だけですんで本当に良かったと今は思っています。
この三日間の栄養不足により、合併症を起こす。黄疸を発症する。脳障害になる。
これは現在完全母乳を国が推奨しているようで、病院によっては、三日間ほどまでは母乳が出るまで人工乳はまったく与えないという方針もあり、これが問題なのだそうです。
実際にこの栄養を与えないことによって、赤ちゃんが、低酸素血症、低血糖症、重度黄疸が原因で脳障害になる可能性が高くなり、事例も増えているようです。
私はこの記事を読んだ時にぞっとしました。確かにうちの子も黄疸がひどく、全身にちかい黄疸がでて、生まれたばかりの時は白く綺麗な肌色でしたが、黄色いと言うか日焼けしたような色になっていきました。
この黄疸の治療も日本では医療機器を使うそうですが、ブラジルの田舎では、朝、太陽の日差しがあまり強くない時に、太陽の光を当てなさい、とだけでした。
問題は栄養不足だけではなく、気温もとても大事だそうです。
お母さんのおなかにいる間は38度ぐらいの中にいるそうで、出産後はいきなり20数度の気温の中に出てきます。
現在では保育器がこの気温に合わせているのですが、栄養が不足しているとそれだけでは対応できず、体内の糖分が不足しはじめ、低血糖になると呼吸が弱弱しくなり、動かなくなるようで、そのままにしておくと、赤ちゃんはさらに冷えて手足が冷たくなり、爪や唇が紫色に変色したり、呼吸の仕方もおかしくなり、眠るように呼吸が止まってしまうそうです。
昔の出産では産婆さんがいて、出産となると、直ぐにお湯を沸かして、部屋を暖かくして、布団や布を沢山用意して、母乳の出る人を呼んできて、と言うようにやってきたと思います。これも理に適っているようで、急に寒い場所に出てくる子を温めることや、すぐには母乳がでないので、変わりに出る人にお願いして栄養を与える。
確かに完全母乳は赤ちゃんにとって、体を強くする、肥満や糖尿病の発症リスクも低減する、ということでとても良いことだと言われていますが、こういった症状を起こすのであれば、それは考えなければならないと思いました。
しかし、完全母乳のリスクが何も提示されていないことも問題だそうです。
確かに、メリットばかりで、絶対デメリットがないことはほとんどないと思います。どんなにいいことでも、多少のデメリットはあるものです。
赤ちゃんはお弁当をもって産まれてくるの科学的根拠が薄く、何も与えないでいると飢餓状態になり、体が異変をしめす。異変だけならまだしも、もし、死を招くとなるとお弁当と水筒を持って産まれてくるから大丈夫、だなんてことを気楽に思っている場合ではないこと。
私達のように、お弁当説をうのみにして、産後あまり動かなかったり、黄疸の症状がでても、今では元気に育っています。問題が出るのは一部かもしれませんが、その一部になった時、一生忘れられないことになり、一生心に傷がのこるかもしれません。
ショックで次の子も産めなくなるかもしれません。
無知でも子供は育つかもしれませんが、こういうリスクもあるのだと言うことを、事故が起こる前に知っておくことが大切だと感じました。
長男も症状はありましたが、本当に元気で育ってくれてよかったと思い、そして、良く考えず、調べもせず、間違っているのではないかと言われている情報を疑うことなく信じてしまったことに反省をしています。