育児に奮闘24時 イクメンレオ

長男が産まれ、無知のまま育てていたら、二人目も授かり、身動きの取れなくなった妻に代わりすべてを任されたイクメンの育児記録。出産の準備から、産後のケアまで。しかも海外って

長男の嫉妬 二人目が産まれると

長男(第一子)は両親にとって初めての子で、手さぐりでの子育てとなります。

私達もそうでした。最初はミルクの作り方や、お風呂の入れ方もしりませんでした。

しかも、海外でしたので、ほとんどグーグル先生に聞いてました。全て信じてしまうのは危ないので、身内の看護師や知り合いにも聞きました。

 

だから、なにもわからなかったから、ちょっとの事で心配したし、大事に大事に育てていました。

 

しかし、第二子が産まれると、育児の重点は次男へ。

そうなると長男は母親を取られた気分になるのはあたりまえですね。

 

聞いたことあるかもしれませんが、長男にとっては、ある日突然、妻が愛人を連れてきて、この人と一緒に上手くやってね。と、いう事と同じぐらいの衝撃らしいです。

この言葉の衝撃ははんぱないですね。

 

確かに次男が産まれてから、長男は明らかにさみしがっています。

 

次男が産まれてからの長男の行動

まず長男にとっての最初事件。

今まで両親のどちらかは必ず一緒にいたということですが、次男出産の時、その二人がいなくなったのです。もちろんおばあちゃんが面倒をみてくれていました。

 

おそらく長男君も、第二子が産まれることを気が付いてたんだと思います。

母親のお腹が大きくなってきて、弟が産まれてくるよと、毎日話してました。そして、いよいよ出産の日もバタバタして、長男が散歩中にこっそり二人で病院にいきましたが、それも気づいてたんだと思う。

おばあちゃんにいわれるまま、素直にベビーカーに乗り出かけていきました。でも、その時の顔はいつものうれしいという顔ではなく、なんだか堅い表情でさみしそうでした。

 

そして、その晩の時のことを聞くと、最初はいつも通りおばあちゃんと遊んでいましたが、ふと気づいたんでしょうね、いきなりおばあちゃんの手を引っ張って、寝室まで連れて行ったそうです。

しかし、そこには誰もいない。もうそこからギャンギャン泣いて、泣き疲れて眠るまでギャン泣きだったそうです。

もうその時のことを考えるとかわいそうで仕方ない。

 

次に、次男が病院から帰ってくると、今まで独り占めだった母親は次男の世話に。

思いっきり嫉妬したり、赤ちゃん返りするのかと思いましたが、長男君はそれをわかっているかのように一人で遊ぶようになりました。

でもやっぱりわかっているんです。次男の世話があるから、お母さんはいそがしんだと。自分にはもう独り占めできないんだと。

 

もうこれを書いていて、長男の事を思うと泣きそうなぐらいかわいそうで、まだ二歳にもなっていないのに、もうこんなさみしい思いをしなきゃいけないなんて、つらい。

 

一人で遊ぶのもなんだかさみしそう。

そして、始まったのが夜泣きです。それまでは全くなかった夜泣きが、ぐっすり寝ているはずの夜中の1時や2時にいきなりギャーって泣き始めるようになりました。

もう母乳はあげてませんでしたから、水をあげようとしてもいらない、だっこしようとしても暴れる。大丈夫、お母さんもお父さんもいるよ、と抱きかかえたり、なでてあげてようやく落ち着いてまた寝ます。

 

二人が消えてしまった夜を思い出すのか、お母さんを次男にとられてしまった嫉妬かストレスか、本人にとってはさみしくてしょうがないんでしょうね。

だからなるべくわたくし父は長男の面倒を見ることにしようと決めていましたが、やはり母親に変わるものは無く、ふとお母さんの所へいったり、探したりしています。

 

長男の次男に対する変化

次男が産まれて2、3週間は、いきなり母親を取られてしまった嫉妬がかなりあったようですが、一月経つとちょっと変化がでてきました。

それは、次男が泣き始めると、一番最初に長男が走って見に行くことです。

そして、よしよししたり、ぺちぺち顔をたたいたりします。

 

おそらく長男本人は両親をみて自分もあやしてあげようとしていると思いますが、なかなか手加減ができず、たたいてしまうんでしょう。でも、次男の事を思ってやってくれています。

 

そして、長男は次男を抱きたがります。

お母さんをみて、長男も次男を抱きたいようです。ベッドに寝ていると、長男君がきて、

「ハイ!ハイ!」

といって次男をここに置けと訴え、一緒にベッドに寝かせると、次男の肩を抱いて満面の笑みをうかべます。これをみたわたくしはもう、あぁ日頃の育児の疲れがふっとぶと感じました。

 

第一子の育て方

長男(第一子)は最初にも言いましたがもう手さぐりの育児ですよね。大事に大事に育てます。

でも、次男(第二子)が産まれると育児の仕方も変わってくると思います。

その時の長男に対する母親の対応で性格が変わっていくんじゃないかと思います。

 

最初の子は、弟や妹ができると母親を取られてしまったと感じてしまうかもしれません。ここでもう長男は嫉妬、さみしさを強く持ってしまいます。

長男にとっては人生最初の悲劇がこんなに早く来てしまうのです。

 

そこで母親は産まれたばかりの赤ちゃんの世話をしなければいけないので、長男に対してお兄ちゃんだからとか、あれしちゃだめこれしちゃだめ、次男が寝てるからしずかにとか、いきなり言われ始めたら、ストレスがたまらない方がおかしい。

でも、長男は我慢して我慢して、またお母さんが遊んでくれたり抱っこしてくれると思って、色々気にしてもらえるように頑張ってるんだと思います。

本当はそんなつらい思いさせたくないけど、長男も次男も同じように世話しているつもりでも、次男の方へいってしまうのは仕方ありません。

長男が見ていないところでっていうのも無理があります。

 

でもそこをカバーするのは父親なんだと感じました。

お父さんが長男と遊んであげたり、時には次男を世話して、長男とお母さんを思いっきり遊ばせてあげたりしないと、心の傷は大げさかもしれないけど、ストレス、トラウマ情緒不安定など保育園などでも問題になることがでてくるかもしれません。

 

兄弟ができるのはうれしいことだけど、なかなか難しいですね。

私は長男が積み木や何かを回したり一生懸命やっていることを思いっきりほめてあげるようにしています。

人って褒められたらうれしいですもんね。