育児に奮闘24時 イクメンレオ

長男が産まれ、無知のまま育てていたら、二人目も授かり、身動きの取れなくなった妻に代わりすべてを任されたイクメンの育児記録。出産の準備から、産後のケアまで。しかも海外って

虐待の境界線 しつけの迷走

最近の長男君は普通に歩けるようになり、自分のやりたいこと、嫌な事がいよいよ表に出てきました。

好きな事で日課になっていることは、朝起きてすぐに三輪車にのり、外へでて遊びたがります。朝の7時から・・。

 

嫌なことは、散歩しているときに、自分の行きたいように歩きたいこと。

これは別にいいじゃないかと思いますが、車道を渡るのも、車道を歩くのも、もちろん車は常に走っているので、危険極まりない。

 

そこで、だめだよ。危ないよ。

という言葉をかけるのですが、まだまだ理解できるはずもなく、結局無理やり抱っこしたり、手をひっぱたりして、歩道に誘導したり、ベビーカーに乗せます。

 

そして、事件は起きました。

 

子供をたたく

朝は7時に目覚め、直ぐに外に行きたい態度を示しました。

でも、朝ご飯があるので、パン、玉子、りんごなどを与えて、直ぐに散歩に出発。

最近のブームは自分のベビーカーに乗るのではなく、自分で押して歩きたい年頃。

 

朝は通勤で、飛ばす車も多く、危険がいっぱいなので、ベビーカーに乗せて散歩に行きたいのです。

最初は自分からベビーカーに乗っていましたが、最近では押すことに夢中で、ベビーカーに乗ってくださいといっても、乗らず、乗せようとするといやがり、仕方なく、押させて散歩に行きます。

 

結構な時間、いつも1時間くらい歩いて、ようやく疲れてきたところで、ベビーカーに乗ってくれ、帰宅。

そのままシャワーを浴びるんですが、その時やってしまったのです。

 

わたしは早朝から、やりたいこともできず、言うことも聞かない、いやいや期ど真ん中の 長男君につきっきりで、どんどんストレスが蓄積されていきます。

 

そして、ようやく家に戻り、服を脱がせてお風呂に入れる時も、身体を洗わせてくれない。手も真っ黒なのに洗わせてくれない。

 

いやいやいって、お風呂場でごろごろし始めるくらい。

これかんしゃく持ちなんじゃないかって疑ってしまうくらいです。

 

そこで、あまりにも言うことを聞かないので、私の心のバケツがひっくり返り、おしりをバシーーン!!!

 

もう、まさにムッキーーー!!!って感じでおしりをバシッ。

 

もう、後悔しか残らないですよ。

それで、言うことを聞いてくれるのかって、効果はほんの少しだけです。

 

手は出さないものの、最近こういうことがちょいちょいあって、長男君は私の顔をうかがうようになりました。

 

こんな悲しいことはありません。

 

一人目だけの時はよかったのですが、二人目が産まれてから、ほとんど自分達の時間はなくなり、どんどん疲労も蓄積していきます。

そこで、いうことを聞いてくれないとなると、もうそれまでのイライラが爆発してしまい、結局手が出てしまいました。

 

 

しつけと虐待の境界線

もう自分への残念ばかりで、落ち込みました。

でも、子供の危険な行為に対して怒るのは誰にでもあることだと思います。

やってはいけないこと、危ないことをしようとしている時、何も言わず放置してしまったら、子供がどうなるかわかりません。

 

もし、放置してしまったら、自分は何でも好きなことをやってもいいと思い込み、わがままで、周囲に迷惑をかける子供に育ってしまいます。

これだけはなってほしくないと願っています。 

 

 

 虐待の法律

虐待に対して法律があります。

ちょっと長くて読みずらいですけど。

 

虐待の定義

第二条

この法律において、「児童虐待」とは、保護者(親権を行う者、

 未成年後見人その他の者で、児童を現に監護するものをいう。以下同じ。)が

 その監護する児童(十八歳に満たない者をいう。以下同じ。)について行う

 次に掲げる行為をいう。

 
一 児童の身体に外傷が生じ、又は生じるおそれのある暴行を加えること。
 
二 児童にわいせつな行為をすること又は児童をしてわいせつな行為をさせること。
 
三 児童の心身の正常な発達を妨げるような著しい減食又は長時間の放置、保護者以外の同居人による前二号又は次号に掲げる行為と同様の行為の放置その他の保護者としての監護を著しく怠ること。
 
四 児童に対する著しい暴言又は著しく拒絶的な対応、児童が同居する家庭における配偶者に対する暴力(配偶者(婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む。)の身体に対する不法な攻撃であって生命又は身体に危害を及ぼすもの及びこれに準ずる心身に有害な影響を及ぼす言動をいう。)その他の児童に著しい心理的外傷を与える言動を行うこと。
 
こちらはもっとわかりやすく
厚生労働省から引用

 児童虐待の定義 児童虐待は以下のように4種類に分類されます。

身体的虐待

殴る、蹴る、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる、首を絞める、縄などにより一室に拘束する など

 

性的虐待

子どもへの性的行為、性的行為を見せる、性器を触る又は触らせる、ポルノグラフィの被写体にする など

 

ネグレクト

家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れて行かない など

 

心理的虐待

言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるう(DV) など

 上記の表は、これはひどいと思うものばかり。なぜそこまで虐待ができるか不思議でしたが、実際に育児をしてみると、しつけがエスカレートして行くのが虐待につながっているんじゃないかって思います。

 

しつけは愛のむち?

昔はよく言うこと聞かない子は叩かれたりしていましたよね?

私はよく学校でも普通に、頭、パーーンって叩かれていました。

たぶん今やったら大問題なんでしょうけど。

 

それでも、たたかれてすぐに心に傷がつくわけでもなく、もう学校に行く頃には、良い悪いの区別もできてるので、悪いことをしたら怒られるのは仕方ないと思っていました。

それよりも、悪いことして、しまったばれた、と思っていたような気がする。

悪い生徒だったのかな。

 

学校の教師をやっている友達が言ってました。

最近は手を出すことができないから、生徒たちは調子に乗って、悪いことを平気でするようになる。

そして、ちょっと威圧しただけで、親に言って問題になることも多い。

悪い生徒がどんどん悪くなって、良い生徒もそれに巻き込まれていく。

らしいです。

 

境界線

しつけと虐待の境界はどこなのか、恐らく誰もわからないと思います。

現在はちょっと手を出しただけで、虐待と騒がれます。

 

でも、本当にひどい虐待で亡くなっていく子もいます。

 

虐待が日常的に行われている家庭があったとします。

でも、昔のように、隣近所の人との繋がりが薄くなっている今、そういった行為を見極めるのも難しいと思います。

さらに、隣に住んでいるのに、ほとんどあわないっていうひとも多いから、しらなかったということも多いです。

 

同じ人間なんだから、もうちょっと他人同士、関わり合ってもいんじゃないかな。